さくら桜そして今日見るこのさくら
平成28年3月30日、頃は午後3時、九段下駅から観桜の会ははじまりました。和服を召されたご婦人もまじえ13人の参加をえました。北の丸公園、千鳥ヶ淵の花見客で賑わう坂を人をかきわけ掻き分けて、まず九段坂の上に屹立する二松学舎の静かなカフェに落ち着きました。花曇り、遠くに早稲田の杜を眺め、近くに桜におおわれた牛ヶ淵、田安門や日本武道館の大屋根を眼下に見下ろしてのコーヒータイム。大野修一会員のお世話になりました。
靖国神社境内にある標本木ソメイヨシノを観賞。21日の開花宣言にテレビカメラがとり囲んだ桜です。開花から九日を経ても、花冷えに八分咲。そぞろ本殿の社にむかい英霊に参拝したあと、都会の喧噪からはなれてひっそりと佇む神池庭園へ。滝岩組に枝垂れ桜、靖泉亭に池、飛び石づたいに散策路を回遊。
夕暮れせまる外濠公園。逓信病院から新見附を渡り、御濠に沿って桜の並木を愛でながらゆっくりと市ヶ谷駅まで逍遥。土手に菜の花、水面にヤマザクラ。悠々8000歩、花見の散策を満喫いたしました。
所をかえて午後6時30分からは南池袋のグレイス・カフェで花見の宴です。明治通りに面した瀟洒な店を貸切り、19人の貴紳・淑女に参加いただきました。相馬盛邦副委員長が手づから仕込んだ山形郷土料理での饗宴。芋煮汁、玉こん、だだちゃ豆、春の風物ほたるいか等々。舌鼓をうち、美酒に酔い、和気藹藹の歓談のうちに春の宵は更けていきました。
(濱田義文記)