抜けるような青空、秋晴れの好天に恵まれた2018「稲門祭」。昨年は大雨に襲われたので、その鬱憤を晴らすかのようだ。
大隈講堂前は午前10時にはすでに多くの学生、校友、関係者等でごった返していた。正門から大隈候銅像への道筋にも多くのテントが張られ、準備に大わらわの様相を呈している。誰もが張り切ってイキイキとした表情を見せているのが印象的だ。
豊島稲門会では、今年も恒例の漫画研究会とのコラボで“似顔絵コーナー”を開設した。
椅子の配置、案内ポスター、稲門会旗を掲げて、漫研の女子学生5人と共に11時にはスタンバイ。
ホームカミングデー式典が終わった11時半過ぎからここ大隈庭園にも、どっと人の波が押し寄せる。
かなりの年配と思しき数人連れの校友、ご夫婦、ベビーカーを伴った家族連れ等々。
通路側で呼び込み、待合椅子にご案内し、または空いている漫研の画学生の前に座って頂く。
「もう歳だから恥ずかしいわ」「20歳位は若く描きますから、大丈夫(?)」「毎年、楽しみにしているよ」「もう5~6枚は持っているかな」いろいろな声が聞こえる。
「お子さん2人とお母さんの3人でお願いします」「はーい、了解です」
午後3時過ぎまでお客さんは途切れることなく続き、今年はなんと94枚の色紙が捌けた。
今年から幹事に当番制でお願いしたので、多くの幹事が顔を見せてくれたのも大いに効果があったようだ。
庭園内の中央ステージでは音楽演奏あり、タップダンスあり、フラダンスショーありと次々に披露されて、多くの人の輪、そして歓声と拍手が響き渡るなか、2018「稲門祭」の幕が閉じられた。
(文責:古堺 稔人/写真:諏訪 智士)