3月10日(日)、東京都23区支部大会がリーガロイヤルホテルにて開催された。
第1部「講演会」(午後2時30分~4時45分)では、川淵三郎氏が「夢があるから強くなる」、田中愛治総長が「人々と社会に貢献する学生を育てる早稲田」という演題で講演した。
川淵氏は、とくに地域に根ざすJリーグ創設に向けての苦心談があった、プロ野球と確執があり、開幕にいたるまでの興味ある内容であった。まさに、カントの「コペルニクス的転回」の精神で難局を乗り切った進取の精神には感服した。
田中総長は、2032年に創立150周年を迎えるに当たり、「世界で輝くWASEDA」という新たなスローガンを掲げた。「研究の早稲田」「教育の早稲田」「貢献の早稲田」を基本理念に、教育研究の質を向上させ、すべての学生がグローバルな視野を持ち、地域社会に、そして自分の国に、さらには国際社会に貢献できる人物になることを目指している。
まさに、大隈老侯曰く、「一身一家一国の為のみならず 進んで世界に貢献する抱負が無ければならぬ」の精神である。
第2部「懇親会」(午後5時~7時)では、微醺を帯び、応援部の指揮による「紺碧の空」「早稲田の栄光」「早稲田大学校歌」の斉唱とエールで中締めとなった。311名の参加で盛会であった。
(小泉博明 S52文)