令和5年11月12日(日)に、「二百十日」の「野分」もなく、「彼岸過迄」も経て、史跡見学会と食事会を開催した。
テーマは「夏目漱石をめぐる文学散歩」である。前日は楽しみで「夢十夜」で「こころ」ブギウギの気分であった。11時に大隈講堂前に集合し、「行人」となり、まずは馬場下の酒屋小倉屋の裏にある夏目漱石生誕の地の石碑を見学した。
「それから」新宿区立漱石山房記念館に立寄った。ベランダ式回廊と「硝子戸の中」がある書斎が再現されていた。次に、隣の新宿区立漱石公園の猫塚(猫の墓)へ「道草」をした。「吾輩は猫である」のモデルとなった猫の供養のために建てられたものである。公園に「虞美人草」は咲いてなかった。その後、神楽坂を歩き、赤城神社、そして善国寺(毘沙「門」天)にお参りした。
七五三前で、着物や「倫敦塔」帰りの洋装で着飾った「三四郎」とおぼしき「坊っちゃん」に出会った。13時になり、老舗鰻屋の志満金にて鰻重を堪能した。
小泉博明 (S52文)